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小山の伝説

小山の伝説・小山百景は、小山市教育委員会文化振興課・小山の昔の写真は、栃木県メディアボランティアに帰属します。無断転載、再配信等は行わないで下さい。

人から人へ、親から子へと長い間語り伝えられてきた伝説、それは生の郷土の歴史であり、かけがえのない文化遺産といっても過信ではありません。
伝説には多少の脚色があっても、郷土に根ざした先人たちのすばらしい英知や心情には現代に生きる私たちの心をとらえてやまない、不思議な力が秘められているように思われます。

小山の伝説

お知らせ梨水の泉(小山)

 松沼(もと豊田村)に、ひとつの古井戸のあとがある。
むかし、この井戸の水は非常においしくて、梨のつゆのようだったから「梨水の泉」といわれた。
小山氏初代の政光は、そのうわさを聞いて、お茶をたてるとき、家臣に命じてわざわざこの井の水を城中まで運ばせた。うまかったので、たびたびこの水を用いた。
それが例になって、代々の城主がお茶の水として愛用し、命をうけた家士は馬を飛ばして運ばせた。
うまかったので、たびたびこの水を用いた。
それが例になって、代々の城主がお茶の水として愛用し、命をうけた家士は馬を飛ばして運んで来たと来たという。
この水をお茶に用いる長生きするといわれて、水汲む人があとをたたなかった、とも伝えられたいる。